魔妖ってどんなテーマ?
連続でシンクロを行い、大型シンクロモンスターを特殊召喚する
「魔妖」は主に、シンクロを扱うテーマです。
連続でシンクロを行うのが特徴で、最終的にはレベル11のシンクロモンスターである《骸の魔妖ー餓者髑髏》の特殊召喚を狙います。
この《骸の魔妖ー餓者髑髏》までのシンクロには難しい工程はなく、簡単にできます。
何度でも墓地から蘇生する《麗の魔妖ー妲姫》
《骸の魔妖ー餓者髑髏》までのシンクロに必須なのが《麗の魔妖ー妲姫》です。
《麗の魔妖ー妲姫》はレベル2のチューナーで、このカードが「魔妖」のキーカードになります。
この《麗の魔妖ー妲姫》は、このカードが墓地に存在し、自分が「魔妖」モンスターをEXデッキから特殊召喚した時に墓地から特殊召喚する効果を持っています。
しかもこの効果にはターン1が付いていないので、1ターンに何度でも特殊召喚することが可能です。
この効果のおかげで連続シンクロが可能になり、レベル11の《骸の魔妖ー餓者髑髏》まで繋ぐことができるようになります。
魔妖シンクロモンスター+《麗の魔妖ー妲姫》で上のレベルにシンクロ召喚
「魔妖」シンクロモンスターは、レベル3の《轍の魔妖ー朧車》から始まり、5・7・9・11と2ずつレベルが上がっていきます。
つまり、最初にレベル3の《轍の魔妖ー朧車》をシンクロ召喚した後、墓地のレベル2の《麗の魔妖ー妲姫》を特殊召喚して、2体でシンクロ召喚し、レベル5の《毒の魔妖ー土蜘蛛》を特殊召喚。
次に、レベル5の《毒の魔妖ー土蜘蛛》と、再び墓地から特殊召喚したレベル2の《麗の魔妖ー妲姫》でシンクロ召喚し、レベル7の《翼の魔妖ー天狗》を特殊召喚。
これを繰り返していくと、レベル11の《骸の魔妖ー餓者髑髏》を出すことができるというわけです。
上のレベルのシンクロモンスターが破壊されると墓地から特殊召喚
先ほど、「魔妖」はシンクロ召喚繰り返して、2つ上のレベルのシンクロモンスターを出していくと言いましたが、「魔妖」シンクロモンスターが戦闘や効果で破壊された場合には、今度は逆に2つ下のレベルの「魔妖」シンクロモンスターが墓地から出てきます。
「魔妖」シンクロモンスターには、レベルが2つ上の自分のシンクロモンスター(餓者髑髏の場合はリンクモンスター)が戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地の他のアンデット族モンスターを除外し、このカードを墓地から特殊召喚するという効果が付いています。
なので、墓地に「魔妖」シンクロモンスターが揃っていれば、例え《骸の魔妖ー餓者髑髏》が破壊されてしまっても2つ下の《麗の魔妖ー妖狐》が出てきて、その《麗の魔妖ー妖狐》が破壊されても《翼の魔妖ー天狗》が出てきてという風に、フィールドが空くことはありません。
《轍の魔妖ー朧車》や《毒の魔妖ー土蜘蛛》は、《骸の魔妖ー餓者髑髏》を出すための中継役としてだけではなく、上のレベルの「魔妖」シンクロモンスターが破壊された場合に墓地から出てきてフィールドを守ってくれたりと、しっかり役割を果たしてくれます。
墓地から特殊召喚した時の効果で相手を制圧
「魔妖」シンクロモンスターはそれぞれ、墓地から特殊召喚した場合の効果を持っています。
その効果を紹介します。
骸の魔妖ー餓者髑髏
このターン、表柄表示のこのカードは他のカードの効果を受けない。
麗の魔妖ー妖狐
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。
翼の魔妖ー天狗
相手フィールドの魔法・罠カードを1枚選んで破壊する。
毒の魔妖ー土蜘蛛
お互いのデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
轍の魔妖ー朧車
このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
魔妖の基本的な動き
スタートは《翼の魔妖ー波旬》
「魔妖」の初動は《翼の魔妖ー波旬》です。
このカードは、召喚・特殊召喚に成功した場合に、デッキから《翼の魔妖ー波旬》以外の「魔妖」モンスター1体を特殊召喚することができます。
この効果で《麗の魔妖ー妲姫》を特殊召喚して、レベル3の《轍の魔妖ー朧車》にシンクロ召喚します。
「魔妖」モンスターがEXデッキから特殊召喚されたので、シンクロ召喚で墓地へ送られた《麗の魔妖ー妲姫》を特殊召喚します。
その後は上の方でも説明した通り、シンクロを繰り返していって、最終的に《骸の魔妖ー餓者髑髏》をシンクロ召喚しましょう。
《魔妖廻天》で《翼の魔妖ー波旬》をサーチ
初動のカードとして手札に持っておきたい《翼の魔妖ー波旬》ですが、《魔妖廻天》という魔法カードでサーチすることができます。
《魔妖廻天》は、デッキから《魔妖廻天》以外の「魔妖」カードを1枚選んで、手札に加えるか墓地へ送ることができるカードです。
《翼の魔妖ー波旬》と《魔妖廻天》を3枚ずつデッキに入れておくことで、最初に《翼の魔妖ー波旬》から動き出せる確率を上げることができます。
魔妖と相性の良いカード
ユニゾンビ
《ユニゾンビ》は、レベル3のアンデット族・チューナーです。
効果が2つあり、1つはフィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動でき、手札を1枚捨て、そのモンスターのレベルを1つ挙げるというもので、
もう1つは、1つ目と発動条件は同じで、こちらはデッキからアンデット族モンスターを1体墓地へ送って対象のモンスターのレベルを1つ上げるというものです。
墓地にアンデット族を送れるという効果が強く、《麗の魔妖ー妲姫》を墓地へ送る手段として使うことができます。
馬頭鬼
このカードを墓地から除外すると、墓地のアンデット族モンスターを1体特殊召喚することができます。
「魔妖」シンクロモンスターは墓地から特殊召喚された場合に効果を発動できるので、《馬頭鬼》の効果で特殊召喚して、効果を発動しましょう。
生者の書ー禁断の呪術ー
このカードは、自分の墓地のアンデット族モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象にして発動でき、その自分のアンデット族モンスターを特殊召喚し、相手のモンスターを除外することができるカードです。
このカードも墓地からアンデット族モンスターを特殊召喚できるカードなので、「魔妖」シンクロモンスターの効果が使えます。
それに加えて相手の墓地のモンスターも除外できるので、アンデット族のデッキだとよく採用されるカードです。
魔妖が苦手なカード
マクロコスモス
「魔妖」は墓地を使うテーマなので、《マクロコスモス》などの除外系のカードにめっぽう弱いです。
墓穴の指名者
こちらも墓地のモンスターを除外するカードです。
《マクロコスモス》とは違いピンポイントで除外するカードですが、「魔妖」は11→9→7と破壊された時にどんどん下のレベルの「魔妖」シンクロモンスターを出しながら戦うので、9や7などの途中のレベルのモンスターを除外されてしまうと、順番に下げていけずに途中で止まってしまいます。
魔妖を使ったデッキ紹介
魔妖デッキ
モンスターカード
レベル | カード名 | 属性 | 種族 | 枚数 |
---|---|---|---|---|
1 | 翼の魔妖ー波旬 | 風 | アンデット族 | 3 |
2 | 麗の魔妖ー妲姫 | 炎 | アンデット族 | 2 |
1 | 氷の魔妖ー雪娘 | 水 | アンデット族 | 3 |
4 | 不知火の陰者 | 炎 | アンデット族 | 3 |
4 | 馬頭鬼 | 地 | アンデット族 | 2 |
4 | 牛頭鬼 | 地 | アンデット族 | 1 |
3 | ユニゾンビ | 闇 | アンデット族 | 2 |
3 | 灰流うらら | 炎 | アンデット族 | 3 |
2 | 増殖するG | 地 | 昆虫族 | 2 |
魔法・罠カード
カード名 | 種類 | 枚数 |
---|---|---|
魔妖廻天 | 通常魔法 | 3 |
魔妖壊劫 | 永続魔法 | 2 |
強欲で貪欲な壺 | 通常魔法 | 2 |
ワン・フォー・ワン | 通常魔法 | 1 |
愚かな埋葬 | 通常魔法 | 1 |
ハーピィの羽根箒 | 通常魔法 | 1 |
墓穴の指名者 | 速攻魔法 | 2 |
禁じられた一滴 | 速攻魔法 | 2 |
無限泡影 | 通常罠 | 2 |
不知火流 燕の太刀 | 通常罠 | 3 |
EXデッキ
レベル・ランク・リンク | カード名 | 属性 | 種族 | 枚数 |
---|---|---|---|---|
11 | 骸の魔妖ー餓者髑髏 | 闇 | アンデット族 | 2 |
9 | 麗の魔妖ー妖狐 | 炎 | アンデット族 | 2 |
7 | 翼の魔妖ー天狗 | 風 | アンデット族 | 2 |
5 | 毒の魔妖ー土蜘蛛 | 地 | アンデット族 | 2 |
3 | 轍の魔妖ー朧車 | 地 | アンデット族 | 2 |
2 | 氷の魔妖ー雪女 | 水 | アンデット族 | 2 |
4 | 零氷の魔妖ー雪女 | 水 | アンデット族 | 2 |
まとめ
墓地から何度も特殊召喚できる《麗の魔妖ー妲姫》を使って連続でシンクロ召喚を狙うのがこの「魔妖」というテーマです。
妨害されない限りは、《骸の魔妖ー餓者髑髏》まで容易にシンクロできるので安定感があります。
難しい動きもないので、練習などもあまり必要なく、非常に使いやすいデッキなので、興味のある方は是非組んでみてください。