デッキのカードなどを融合素材にしながら、強力な融合モンスターを召喚して戦う【シャドール】
昔から人気のテーマで、今でも使用しているプレイヤーは多く存在します。
では、そんな【シャドール】と相性の良いカードにはどんなカードがあるのでしょうか。
この記事では、シャドールデッキを組む際に、デッキに採用する候補となる【シャドール】と相性の良いカード7枚を紹介します。
ぜひデッキを組む際の参考にしてみてください。
シャドールと相性の良いカード7選
未界域
「未界域」モンスターは、手札から相手に見せることで、自分のすべての手札の中から、相手はランダムに1枚選び、自分はそのカードを捨て、それが見せた「未界域」モンスター以外だった場合、見せた「未界域」モンスターを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローできるという効果を持っています。
「シャドール」モンスターは、効果で墓地へ送られた場合に効果を発動するのが特徴で、この「未界域」モンスターの効果によって墓地へ送られた場合も効果を発動することができます。
つまり、「未界域」モンスターの効果で「シャドール」モンスターが墓地へ捨てられた場合、「未界域」モンスターが特殊召喚され、1枚ドローできる上に、墓地へ送られた「シャドール」モンスターの効果も使えるということになります。
また、「未界域」モンスターは闇属性なので、【シャドール】と組み合わせる場合、「特殊召喚の回数を制限する」という強力な効果を持つ《エルシャドール・ミドラーシュ》の素材にすることもできます。
闇の誘惑
①:自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=7570&request_locale=ja
《闇の誘惑》は、自分のデッキから2枚ドローし、その後手札から闇属性モンスターを1体除外する通常魔法です。
2対2の手札交換で枚数的なアドバンテージは生まれませんが、序盤、手札があまり良くなくて入れ替えたい場合などには有効なカードです。
デッキから2枚カードを引いた後に除外する闇属性のモンスターがいなければ、手札を全部墓地へ送らないといけないというデメリットもありますが、【シャドール】は闇属性のモンスターが多いので手札に闇属性モンスターがないといった場面は少ないと思いますし、そもそも手札に闇属性モンスターがいない場合にこのカードを使うといったギャンブルはしないと思います。
ルドラの魔導書
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:「ルドラの魔導書」以外の自分の手札・フィールドの「魔導書」カード1枚または自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、自分はデッキから2枚ドローする。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=13101&request_locale=ja
《ルドラの魔導書》は、手札・フィールドから《ルドラの魔導書》以外の「魔導書」カードか、自分フィールドの「魔法使い族」を1体墓地へ送ることで、デッキから2枚ドローできるカードです。
「シャドール」モンスターの多くは「魔法使い族」なので、この効果で墓地へ送る「魔法使い族」モンスターは確保できます。
こちらも《闇の誘惑》同様、2対2の交換なのでこのカードでのアドバンテージはありませんが、このカードが《闇の誘惑》と違う点は、「シャドール」モンスターを効果で墓地へ送れるという点です。
先ほども説明したように、「シャドール」モンスターは、効果で墓地へ送られると効果が発動するので、そこでアドバンテージが発生します。
例えば《ルドラの魔導書》の効果で、《シャドール・ヘッジホッグ》を墓地へ送った場合、効果で墓地へ送られた《シャドール・ヘッジホッグ》の効果が発動し、デッキから《シャドール・ヘッジホッグ》以外の「シャドール」モンスターをサーチすることができ、1枚のアドバンテージが生まれます。
その他にも、《シャドール・ドラゴン》を墓地へ送った場合には、フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊できたり、《シャドール・ファルコン》を墓地に送った場合には、墓地へ送られた《シャドール・ファルコン》を裏側守備表示で特殊召喚できるので、実質コストなしで2ドローするのと同じということになります。
このように、2対2の交換という点では《闇の誘惑》と同じですが、墓地へ送った「シャドール」モンスターの効果でこちらにアドバンテージが生まれるという点が《ルドラの魔導書》と《闇の誘惑》の決定的な違いです。
ただし、《ルドラの魔導書》で墓地へ送れるのはフィールドからなので、「魔法使い族」モンスターを1度召喚しないといけないというデメリットはあります。
《ルドラの魔導書》と《闇の誘惑》のどちらを採用するかは、自分のデッキと相談しながら決めましょう。
おろかな埋葬
①:デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=5236&request_locale=ja
《おろかな埋葬》は、自分のデッキからモンスターを1対墓地へ送ることができる通常魔法カードです。
効果での墓地送りなので、「シャドール」モンスターの効果を発動することができます。
先ほどの《ルドラの魔導書》では対応していなかった、「魔法使い族」以外の「シャドール」モンスターも効果で墓地へ送ることができます。
相手が墓地のカードを使いながら展開するデッキなら、《影依の巫女 エリアル》を墓地へ送って、相手の墓地のカードを除外したり、《影依の翼 ウェンディ》を墓地へ送って、「シャドール」の上級モンスターを特殊召喚したりと、自由に動くことができます。
教導(ドラグマ)
【教導(ドラグマ)】は、EXデッキに関係する効果を持つテーマで、フィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターがいる場合や、自分の墓地からEXデッキのモンスターを除外した場合に、自身を特殊召喚する効果を持っているモンスターが多いのが特徴です。
その中でも汎用性が高く【シャドール】と組み合わせることが多いモンスターを2体紹介したいと思います。
教導の聖女エクレシア
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「教導の聖女エクレシア」以外の「ドラグマ」カード1枚を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。③:このカードはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=15239&request_locale=ja
《教導の聖女エクレシア》は、レベル4の「魔法使い族」モンスターで、EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合に特殊召喚できる効果を持っています。
融合がメインのテーマである【シャドール】と相性がよく、簡単に特殊召喚条件を満たすことができます。
このカードが召喚・特殊召喚に成功すると、デッキから《教導の聖女エクレシア》以外の「ドラグマ」カードを持ってくることができ、この後紹介する《教導の騎士フルルドリス》を手札に加えることで、妨害札を手札に持ってることになります。
ただ、このサーチ効果を使うと、自分はターン終了時までEXデッキからモンスターを特殊召喚することができなくなるので、効果を使うタイミングは重要です。
このカードにはもう1つ効果があり、それはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されないというもので、相手がEXデッキのモンスターを多用するデッキだった場合、意外とフィールドで耐えてくれるかもしれません。
また、このカードは「魔法使い族」なので、《ルドラの魔導書》の素材にすることができるのもポイントです。
教導の騎士フルルドリス
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。自分フィールドに他の「ドラグマ」モンスターが存在する場合、さらにフィールドの表側表示モンスター1体を選んでその効果をターン終了時まで無効にできる。②:自分の「ドラグマ」モンスターの攻撃宣言時に発動できる。自分フィールドの全ての「ドラグマ」モンスターの攻撃力は500アップする。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=15242
《教導の騎士フルルドリス》は、レベル8の「魔法使い族」モンスターです。
《教導の聖女エクレシア》からサーチできるモンスターで、《教導の聖女エクレシア》同様、EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合、手札から特殊召喚することができます。
《教導の聖女エクレシア》と違う点は、この《教導の騎士フルルドリス》は相手のメインフェイズにも特殊召喚することが可能という点で、さらに自分フィールドに他の「ドラグマ」モンスターが存在する場合、フィールドの表側表示のモンスター1体を選び、そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にすることができます。
つまり、フィールドにEXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する状況で、《教導の聖女エクレシア》を召喚し、この《教導の騎士フルルドリス》を手札に持ってきておけば、こちらは相手モンスターの効果を無効にできるカードを手札に抱えていることになり、相手にプレッシャーを与えることができます。
また、妨害札として手札に持っておかなくても、単純に打点を増やしたい場合には、《教導の聖女エクレシア》でサーチした後、そのまま手札から特殊召喚することも可能です。
「ドラグマ」モンスターの攻撃宣言時には、自分フィールドのすべての「ドラグマ」モンスターの攻撃力を500上げることができるので、この《教導の騎士フルルドリス》は攻撃力3000のモンスターまでは処理できるということになります。
そして、この攻撃力アップ効果は永続的で、毎ターン攻撃する度に500ずつ上がっていくので、3500、4000とどんどん火力が上がります。
《教導の聖女エクレシア》《教導の騎士フルルドリス》どちらも【シャドール】と相性の良いカードです。
召喚師アレイスター
①:このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。②:このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。デッキから「召喚魔術」1枚を手札に加える。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=12843&request_locale=ja
《召喚師アレイスター》は、【召喚獣】というテーマのカードで、【シャドール】と同じく融合をしながら戦っていくテーマです。
【召喚獣】は、お互いの墓地のモンスターも除外することで融合素材にできるので、《影依融合》で手札・フィールドから、もしくはデッキから墓地へ送った「シャドール」モンスターを「召喚獣」融合モンスターの素材として利用することができます。
超融合
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。①:手札を1枚捨てて発動できる。自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=7445&request_locale=ja
《超融合》は、手札1枚をコストに、自分・相手フィールドから、融合素材を墓地へ送ることで、EXデッキから融合モンスター1体を融合召喚することができる速攻魔法です。
融合を扱うデッキであれば高確率で採用されているカードで、このカードの発動に対しては、お互いに魔法・罠・モンスターの効果を発動することはできません。
つまり、このカードに対してチェーンを組むことができないので、1度発動してしまえば、誰も融合召喚を止めることはできません。
速攻魔法なので、セットしておけば相手のターンにも発動することができ、相手がモンスターを召喚したタイミングでこのカードを発動し、相手のモンスターを融合素材として使用することで、相手のモンスターを処理することができます。
「シャドール」融合モンスターは、「シャドール」モンスター+〇〇属性であることが多く、こちらが「シャドール」モンスターを場に出しておくことで、相手がその融合モンスターに適した属性のモンスターを召喚すれば、そのモンスターを使って「シャドール」融合モンスターを融合召喚することが可能です。