オルターガイストと相性の良いカード7選
無限泡影
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
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《無限泡影》は、相手フィールドの表側表示のモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする効果を持った罠カードです。
またこのカードは、自分フィールドにカードが存在しない場合には、手札から発動することができるので、相手が先攻だった時の1ターン目の展開を止めたりもできます。
このカードは汎用性が高いので、どのデッキにも入れることができるカードですが、このカードが【オルターガイスト】と特に相性が良い点は、この「相手の先攻1ターン目に発動できる」という点にあります。
相手の先攻1ターン目というのは、もちろんこちらのフィールドにはカードがない状態なので、この《無限泡影》を手札から発動することができます。
そうすると、それをトリガーとして今度は《オルターガイスト・マルチフェイカー》の効果も発動できます。
《オルターガイスト・マルチフェイカー》は、自分が罠カードを発動すると、手札から特殊召喚することができるモンスターで、さらに特殊召喚に成功した場合に、デッキから「オルターガイスト」モンスターを特殊召喚することができます。
この効果でデッキから《オルターガイスト・シルキタス》を特殊召喚することで、《オルターガイスト・シルキタス》のバウンス効果も使えるようになり、《無限泡影》と合わせて2妨害することができます。
この《オルターガイスト・マルチフェイカー》から《オルターガイスト・シルキタス》の動きは、「オルターガイスト」デッキではよく行う動きで、この動きを相手の先攻1ターン目から行えるようにする《無限泡影》はとても相性の良いカードです。
拮抗勝負
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
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《拮抗勝負》は、相手フィールドのカードが自分フィールドよりも多い場合の、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できるカードで、自分フィールドのカードの枚数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならなくなるという効果を持った罠カードです。
このカードは、自分が劣勢であればあるほど効果を発揮でき、さらに除外するカードは相手が選ぶので、「対象にならない」といったカードの処理にも役立ちます。
また、このカードも《無限泡影》同様、自分フィールドにカードがなければ手札から発動できるカードです。
先攻1ターン目にはバトルフェイズがないので《無限泡影》みたいな使い方はできませんが、それでも手札から発動できるということは相手の意表を突くことができます。
勝負の中盤などで、こちらのフィールドがガラ空きになって攻められている時のバトルフェイズ終了時に発動できれば、相手フィールドのカードを1枚に減らすことができ、さらに、そこから《オルターガイスト・マルチフェイカー》を特殊召喚し、先ほどの《オルターガイスト・マルチフェイカー》から《オルターガイスト・シルキタス》の動きをすれば、《オルターガイスト・シルキタス》の効果で、残った1枚もバウンスすることができ、一気に相手の盤面は0になります。
このカードは、《オルターガイスト・マルチフェイカー》のトリガーなることに加えて、一気に戦況をひっくり返すことができるカードなので、ぜひ採用したいところです。
スキルドレイン
1000LPを払ってこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
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《スキルドレイン》は、ライフを1000ポイント払うことで発動できる永続罠カードで、このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の表側表示のモンスターの効果を無効化することができる罠カードです。
フィールド上のモンスター効果を無効化するという強力な効果ですが、この効果はもちろん自分にも影響します。
「オルターガイスト」モンスターは、フィールド上で発動する効果がほとんどで、この《スキルドレイン》の影響をもろに受けてしまいます。
そうなってしまうとデメリットしかありませんが、「オルターガイスト」罠カードの《オルターガイスト・プロトコル》と並べることで、そのデメリットを打ち消すことができます。
《オルターガイスト・プロトコル》は、魔法・罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「オルターガイスト」カードの効果の発動及び発動した効果は無効化されなくなるという効果を持っています。
つまり、自分の「オルターガイスト」モンスターは効果を発動できるけど、相手フィールドのモンスターは効果を発動することができないという状態にできます。
ただでさえ相手を妨害するのが得意な【オルターガイスト】に、効果を無効化することができる《スキルドレイン》が加われば、かなり堅い盤面になるはずです。
妖眼の相剣師
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:効果が無効化されているモンスターがフィールドに存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:相手がモンスターを特殊召喚した場合、そのモンスターをどこから特殊召喚したかによって以下の効果から1つを選択して発動できる。●手札:手札からモンスター1体を特殊召喚する。●デッキ:自分はデッキから2枚ドローする。●EXデッキ:EXデッキから特殊召喚されたそのモンスター1体を選んで破壊する。
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《妖眼の相剣師》は、効果が無効化されているモンスターがフィールドに存在する場合、自分・相手のメインフェイズに手札から特殊召喚できるモンスターです。
「オルターガイスト」デッキに採用されるカードで、相手モンスターの効果を無効化するカードは、《無限泡影》《オルターガイスト・クンティエリ》《エフェクト・ヴェーラー》などがあります。
また、このカードは、相手がモンスターを特殊召喚した際に、どこから特殊召喚したかによって選択できる効果を持っていて、
- 手札:手札からモンスター1体を特殊召喚する
- デッキ:デッキから2ドローする
- EXデッキ:EXデッキから特殊召喚されたモンスター1体を破壊する
となっています。
このカードがフィールドに出ている状況で相手がモンスターを特殊召喚してくるかはわかりませんが、打点が低いのが特徴の【オルターガイスト】で2500の攻撃力はそれだけでありがたいです。
フィールドに立っているだけでも牽制になるモンスターなので、効果を無効にするカードを多めに採用する場合は、このカードの採用も考えてみてもいいかもしれません。
海亀壊獣ガメシエル
①:このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。②:相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。③:「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。④:相手が「海亀壊獣ガメシエル」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし除外する。
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《海亀壊獣ガメシエル》は、相手フィールドのモンスター1体をリリースすることで、手札から相手フィールドに特殊召喚できる効果を持っています。
「破壊耐性」を持ったモンスターや「対象にならない」モンスター、「効果を受けない」モンスターなどを問答無用で処理できるのが「壊獣」モンスターの特徴で、《オルターガイスト・メリュシーク》や《オルターガイスト・シルキタス》で処理できないモンスターを対処するのに有効です。
相手フィールドに特殊召喚した後は、《オルターガイスト・シルキタス》の効果でバウンスすると、自分の手札に返ってくるので、次のターンに再び使えます。
王家の神殿
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分は罠カード1枚をセットしたターンに発動できる。②:自分フィールドの表側表示の「聖獣セルケト」1体とこのカードを墓地へ送って発動できる。手札・デッキのモンスター1体またはEXデッキの融合モンスター1体を特殊召喚する。
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《王家の神殿》は、永続魔法カードで、1ターンに1度、自分は罠カード1枚をセットしたターンに発動できるようになります。
【オルターガイスト】は、罠カードを使うデッキなので、どうしてもセットして発動するまでに1ターンかかってしまい、自分のターンから動き出すといったことが難しいテーマです。
しかし、この《王家の神殿》を使うことで、罠カード1枚をセットしたターンに発動することができ、その結果、自分のターンに展開していくことができるようになります。
自分のターンにある程度盤面を固めておけば、相手の動きにも余裕を持って対応できるようになります。
メタバース
①:デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。
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《メタバース》は、デッキからフィールド魔法カードを1枚手札に加えるか、自分フィールドに発動することができる罠カードです。
フィールド魔法カードをサーチすることができるカードで有名なのは《テラ・フォーミング》ですが、あちらは魔法カードなので、《オルターガイスト・マルチフェイカー》の効果のトリガーにはなれません。
その点《メタバース》は罠カードなので、《オルターガイスト・マルチフェイカー》のトリガーにすることが可能です。
罠カードということで、《テラ・フォーミング》に比べたら少し遅い感じはありますが、それでもトリガーになれる罠カードを優先したいです。
そもそも、【オルターガイスト】には専用のフィールド魔法は存在しないので、何か絶対に発動しなければならないフィールド魔法があるわけではありません。
では何を発動するのかというと、《王家の眠る谷ーネクロバレー》です。
このカードがフィールド上に存在すると、お互いのプレイヤーは墓地のカードに効果が及ぶ魔法・罠・モンスターの効果が無効になり、さらに墓地のカードを除外することもできなくなります。
このカードは、墓地や除外を多用する今の遊戯王においては、とても刺さるカードで、このカード1枚で相手が何もできなくなるといったことも珍しくありません。
こちらにも多少は影響しますが、それでもこちらの動きの質が極端に落ちるといったことはありません。
《オルターガイスト・マルチフェイカー》のトリガーになりつつ、《王家の眠る谷ーネクロバレー》を発動できるこのカードは、思ってる以上に【オルターガイスト】と相性の良いカードです。