ウィッチクラフトってどんなテーマ?
手札の魔法カードを捨てて効果を発動するモンスター
「ウィッチクラフト」は、魔法使い族で統一されたテーマです。
「ウィッチクラフト」モンスターは全て、手札の魔法カードを捨てることで効果を発動します。
なので、いかに手札に魔法カードを確保するかが重要なテーマです。
エンドフェイズ時に墓地の魔法カード回収
効果を発動するたびに手札の魔法カードを消費する「ウィッチクラフト」ですが、毎ターン魔法カードを確保する手段は用意されています。
「ウィッチクラフト」の魔法カードには、共通効果として、自分フィールドに「ウィッチクラフト」モンスターが存在する場合、自分のエンドフェイズ時に墓地のこのカードを手札に加えることができる(永続魔法の場合は魔法・罠ゾーンに置く)というものがあります。
つまり、「ウィッチクラフト」モンスターの効果のコストとして毎ターン魔法カードを墓地へ送っても、エンドフェイズ時に「ウィッチクラフト」モンスターが1体でもいれば墓地から回収でき、次のターンのコストも確保できるということです。
下級ウィッチクラフトモンスターによる特殊召喚
レベル4以下の「ウィッチクラフト」モンスターには、
自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースし、手札から魔法カードを1枚捨てて発動できる。デッキからこのカード以外の「ウィッチクラフト」モンスターを1体特殊召喚する
という共通効果があります。
この効果にはレベル制限がなく、「ウィッチクラフト」モンスターなら誰でも出すことができます。
なので、《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》や《ウィッチクラフト・ハイネ》の上級モンスターの特殊召喚を狙いましょう。
ハイネとヴェールで相手を妨害
この「ウィッチクラフト」というテーマの強みは《ウィッチクラフト・ハイネ》と《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》による相手の妨害にあります。
《ウィッチクラフト・ハイネ》は、手札から魔法カードを1枚捨てると、相手フィールドの表側のカードを1枚破壊することができます。
相手のターンにも使えるフリーチェーンでの破壊なので、使い勝手が非常にいいです。
《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》は、手札から魔法カードを1枚捨てると、相手フィールドの表側表示のモンスター全ての効果をターン終了時まで無効にできます。
この効果も相手のターンに発動できるので、タイミングを見て使うようにしましょう。
この《ウィッチクラフト・ハイネ》の破壊効果と、《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》の効果無効で相手を制圧しながら戦うのが「ウィッチクラフト」というテーマです。
ウィッチクラフト 展開例一覧

相性の良いテーマ
召喚獣
どちらもメインが「魔法使い族」ということで、《ワンダー・ワンド》や《ルドラの魔導書》などの「魔法使い族」関連の共通カードをデッキに入れやすいのがポイントです。
また、「ウィッチクラフト」のモンスターは、地水火風光闇の6属性全てのモンスターがいるので、同じく6属性全てに融合モンスターがいる「召喚獣」と合わせても、違和感なくデッキを組めると思います。
《召喚獣についての紹介はこちら》

相性の良いカード
マジシャンズ・ソウルズ
《マジシャンズ・ソウルズ》は本来、「ブラック・マジシャン」関連のカードなのですが、①②どちらの効果も「ウィッチクラフト」でも使うことができます。
①の効果は、このカードが手札にある場合、デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスターを墓地へ送り、このカードを特殊召喚するか、このカードを墓地へ送って墓地から「ブラック・マジシャン」か「ブラック・マジシャン・ガール」を1体特殊召喚するかどちらか1つを選ぶという効果です。
「ブラック・マジシャン」と組み合わせる時以外では、このカードを特殊召喚することになります。
墓地にレベル6以上の「魔法使い族」を送れるので、《ウィッチクラフト・ハイネ》か《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》を墓地へ送って、《ウィッチクラフト・サボタージュ》の効果で墓地から特殊召喚するという動きもできます。
②の効果は、手札・フィールドから魔法・罠を2枚まで墓地へ送って、墓地へ送った分だけデッキからドローできるという効果です。
先ほども言った通り、この「ウィッチクラフト」というテーマは、エンドフェイズ時に墓地の魔法を回収できるので、この効果でコストとして墓地へ送っても、エンドフェイズ時に「ウィッチクラフト」モンスターが1体でもフィールドに出ていれば、コストとして送ったカードも回収できます。
「ブラック・マジシャン」だけじゃなく、「ウィッチクラフト」と組み合わせても面白いカードです。
ウィッチクラフトが苦手なカード
マクロコスモス
墓地の魔法カードを毎ターン回収して、次のターンのコストとして使うテーマなので、カードが墓地へ行かずに除外されてしまう《マクロコスモス》は、「ウィッチクラフト」にとっては苦手なカードでしょう。
《サイクロン》や《ハーピィの羽根箒》もしくは《ウィッチクラフト・ハイネ》の効果で優先的に破壊しましょう。
御前試合
《御前試合》は、お互いのプレイヤーは自分のフィールドにそれぞれ1属性しかモンスターを出せなくなるようになる罠カードです。
「ウィッチクラフト」は属性がバラバラなので、1つの属性しか出せなくなると苦しい状況になってしまいます。
まとめ
毎ターン墓地からリソースを稼ぎつつ、「ウィッチクラフト」モンスターの効果を使いながら戦うのがこの「ウィッチクラフト」というテーマです。
攻撃力が低いのが気になる点ではありますが、《ウィッチクラフト・ハイネ》と《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》による制圧力でカバーできるでしょう。
イラストも可愛らしく、必要URも少ないので興味のある方は1度組んでみてはいかがでしょう。
